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南インドの村から三千里、日本の農業研究現場での挑戦
協業の日々を通して検証した、外国人材受け入れの確かな手応え

株式会社誠和。

企業株式会社誠和。

栃木県/製造業

インターンアラヴィンダクマール カンナン

インド/タミル・ナードゥ農業大学 農学部

受入目的

海外進出の加速へ。
未来を共に創るパートナーを探して

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。
2025年度より、将来に向けての海外展開プロジェクトがスタートしましたが、各メンバーが兼務で取り組んでいる状況のため、今後は海外専任担当者や事業所の設置などが必要と考え、高度外国人材の採用を検討し始めました。現状、海外営業を少数で行っており、より人員の確保が必要なこと、また、輸入経験はありますが、輸出経験があまりなく担当者もいないことから、人材に求める具体的な要件を三つ挙げました。一つは、弊社の商品や栽培技術を習得し、他国で販売や栽培技術サポートができること、二つ目に海外営業を行えること、そして三つ目に輸出業務を行えることです。
しかし、弊社は外国人材の採用経験がほとんどありません。そのため、どのような人材が確保できるのか、どのようにすれば社内になじみやすいのかなど受け入れ態勢の模索をしたく、インターンシップへの参加を決めました。
参加にあたっては、活動期間をひとつの面接期間と捉え、採用を前提に受け入れすることを考えていました。そういった中、農業や栽培に興味があり、就労経験もある優秀なアラヴィンさんとのご縁をいただき、活動がスタートしました。

インターンシップを受け入れようと思ったきっかけインタビューの様子

活動内容

現場理解と対話力が拓く、外国人材育成の可能性

Q.どんなインターンシップを行いましたか?
今回彼には、栽培研究課において、弊社のハウス温室での栽培試験や、施設園芸作物(トマト・イチゴ・メロンなど)の栽培業務に携わってもらいました。彼のバックグラウンドを加味し、まずは興味のある分野で活動してもらいたいと考えていたからです。
活動計画としては、前半に農場での栽培業務を体験しつつ、農場のコンピュータ制御のしくみ、考え方など栽培に関する基本的な知識を理解してもらい、後半はそれに加え、弊社の機械製品の仕組みも理解を深めてもらう内容としました。
弊社は基本的に日本語でのコミュニケーションを主としていましたが、彼の日本語能力と高いヒューマンスキルによって、活動は計画通りに進行しました。日々、栽培担当ともうまく連携して、精力的に活動に取り組んでくれていたのです。
AIが発展を遂げる中で、文書などは日本語能力がなくても作成できる時代になってきていると思います。そういった中で、今後求められるのは、N1,N2といった日本語能力レベル指標だけでは測りきれない、実際のコミュニケーション力や会話そのものの能力なのではないか、ということを、彼との活動を通して感じました。

インターンシップの働く様子

受入成果

専門性を越えて芽生えた、
外国人材が戦力となる確かな未来

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか?
弊社の事業は、ハウス温室の内部設備という非常にニッチな業界のため、完全にマッチする人材の採用は容易ではないと考えています。だからこそ、人材がどこまで貪欲にくらいついてくる意欲をもっているかを重視しています。
今回の活動では、専門用語などが障壁になるかと思っていましたが、彼は単語の相互表などを自ら作り日々理解しようと努めていました。そういった姿勢は非常に評価できる点であり、周囲の社員も良い影響を受けていたと思います。
結果として、今回の活動を通して、メーカーとして最重要部署である商品開発部で外国人材が活躍できる可能性を確認できたこと、そして社内における外国人材への抵抗感が想定よりも小さいことを確認できたことは、大きな成果のひとつだと感じています。今後の外国人材採用を具体的に検討できる段階に進んだと実感しています。
本事業のインターンシップはビザ手配手続き等も含め、企業側にかかる労力が少なく、外国人材の採用プロセスから実際の日々の現場での協働までを実体験できる、非常に良い機会だったと考えています。海外展開等を背景に、今後外国人材の採用を検討されている企業も多いかと思いますので、良い機会と捉え、是非一度参加してみることをおすすめします。

インターンシップの働く様子

インターン生の声

温室から世界へ──高度な日本の技術を国境を越えて届けたい

Q.インターンシップで得られたことを教えてください。
インターンシップでは、温室の管理環境下において、メロン、トマト、イチゴ、ナスの病気や害虫のチェック、農薬の散布、データ分析など様々な実践的な活動を通して、作物品種の違いや、作物に特化した研究・栽培技術、研究資材の適切な取り扱い方法などを学ぶことができました。
インドでは雨があまり降らず悪天候の日も多いので、植物が病気になりやすく、そのため、日本の技術を多く取り入れて農業を行っています。インターンシップへの参加を決めたのは、そんな日本の温室栽培の技術を実践的に学びたいと考えたからです。興味のある分野に携わることができ、非常に充実した期間でした。
また、社員の皆さんはとても親切で、分からない専門用語や漢字について聞くと、いつも親身になって教えてくれました。さらに、活動を通じて、日本文化への理解を深め、時間厳守、チームワーク、職業上の規律の重要性を学ぶことができました。
活動後は、習得した知識とスキルを活かし、農業研究や温室管理分野において貢献したいと考えています。特に、学んだ高度な栽培技術(温室作物管理、環境制御、持続可能な取り組み)を、インドや湾岸諸国などの国々に展開し、生産性の向上と持続可能な農業の推進に取り組んでいきたいと考えています。
そして将来は、農業分野に於ける技術的専門知識、分析力、異文化経験、そして継続的な学びを組み合わせることで、日本を拠点にインドやいろいろな国とのビジネスをサポートしていきたいです。

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