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変化する社内意識、広がる未来
叶えたのは、企業×インターンの出会いとパッション

株式会社RISE 構造設計

企業株式会社RISE 構造設計

東京都/学術研究,専門・技術サービス業

インターンカイン スー ワィ ミョ

ミャンマー/横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府 都市地域社会専攻

受入目的

インターンシップへの参加で踏み出した、
海外人材活用をめぐる課題解決への一歩

Q.インターンシップを受け入れようと思ったきっかけを教えてください。
弊社が海外人材の採用を始めてから約7年という月日の中で、徐々に浮かび上がってきた課題がありました。それは、海外メンバーが懸命に日本語を学び、職場に馴染もうと努力している一方で、交流を促す仕組みや環境が十分でなく、結果、日本人側もなかなか歩み寄れないという状況が続いていたことです。英語学習に取り組む日本人社員もいましたが、継続が難しく、気づけば日本人社員と海外メンバーに自然と分かれていました。決して仲が悪いわけではなく、むしろ互いに「話したい」という気持ちはありましたが、その一歩を踏み出すきっかけを持てずにいました。
その結果、海外人材の能力が十分に活かされない状況が生じていました。
言語の壁により指示が正確に伝わらず、本来なら問題なく遂行できる業務が適切に表現できない。その様子を見た上司側に誤解が生じ、“業務遂行能力に欠けるのではないか”と評価されるケースも散見されました。
誰も悪くないにもかかわらず、構造的な課題によって双方にフラストレーションが生まれていました。「受け入れ体制が整わないまま海外人材を迎えるのは、彼らに失礼になるのではないか」。そういった問題意識のもと、国際事業部として何かできることはないかと、メンターのダヴィドさんに共有したところ、作成してくれたのが「海外人材活用プラン」でした。
今回のインターンシップは、この「海外人材活用プラン」の妥当性を確かめるうえでも一定の気づきが得られるのではないかと期待しつつ、何より弊社のSDGs達成への貢献や社内の異文化理解を促進するための第一歩として非常に良い機会になると考え、受け入れを決めました。

インターンシップを受け入れようと思ったきっかけインタビューの様子

活動内容

相互理解に向けたコミュニケーションを促す
きっかけは異文化交流会

Q.どんなインターンシップを行いましたか?
今回の活動は、私とダヴィドさんが所属する国際事業部を中心に、様々な部署の協力も得ながら進め、構造設計グループや配管グループでも、それぞれ4日間ずつ業務を体験していただきました。構造設計はインターンのカインさんにとって初めての領域だったため、複数部署で基礎的な業務を経験し、多角的な理解につながるよう配慮しました。
特に力を入れたのは、日本の職場文化を自然な形で体験してもらうことです。メンターのダヴィドさんや海外人材との会話は英語が中心となるため、日本人スタッフとの交流機会を積極的に作ることが必要だと考えました。そこで実施したのが「異文化交流会」です。「仕事でミスがあったとき、どう報告するか」など実践的なテーマを設け、自国の文化背景を交えて話し合う内容です。毎回大変盛り上がり、計4回の開催を通じて、ほぼすべての社員がカインさんと交流できました。
「一定の手ごたえを感じました」とダヴィドさんが語るように、関わる社員全員の前向きな姿勢が感じられました。異文化交流会がきっかけとなり、普段あまり話す機会のなかった日本人社員と海外メンバーが自然に会話し、互いに興味を持って接する姿が増えていきました。
また、カインさん自身の明るさとパッションが、このコミュニケーションを前進させる原動力にもなりました。分からないことは素直に質問し、理解しようとする姿勢が周囲にも伝わり、「もっと話してみたい」「サポートしたい」と思う日本人社員が自然と増えていったのです。異文化交流会をきっかけに徐々に育まれた日々の交流は、社内の“見えない壁”を和らげるきっかけとなり、海外メンバーと日本人社員がより自然に関わり合う土壌づくりにつながりました。

インターンシップの働く様子

受入成果

企業の改善努力×インターンのパッションがもたらした
意識改革と新しい風

Q.受入前後を比較して、あなた自身や社員・組織にどんな効果がありましたか?
成果は期待以上でした。一つは海外人材活用プランのブラッシュアップです。異文化交流会での活発な意見交換により、海外メンバーにとっては日本の仕事文化への理解が深まり、日本人社員にとっても自国の文化を客観視する貴重な場になりました。今後も継続していきたいと考えています。
もう一つの成果は、社内の意識変化です。カインさんのポジティブな姿勢と物事を理解しようとする熱意は、私たちが忘れていた姿勢を再認識させ、「もっと自分も頑張ろう」と思わせてくれる力があり、まるで社内に新しい風が吹いたようでした。カインさんのエネルギーがコミュニケーションを活性化させる原動力となり、多くの社員が「海外スタッフと一緒に働く価値」への認識改善につながったのではないでしょうか。
結果として、今回のインターンシップは単にカインさんにスキルを学んでもらう場ではなく、文化理解・相互交流・組織全体の意識変革まで生み出す大きな成果をもたらしました。海外人材の受け入れにおける社内の不安を和らげ国際事業を前進させる重要な一歩になったと考えています。
海外人材を検討する企業の多くは、海外展開や人材不足を背景にしています。しかし、いきなり採用となるとリスクもあり、踏み出しづらい側面があります。その点、インターンシップであれば、実際に一緒に働く中で自社の課題や足りない準備が明確になり、受け入れ体制の改善にもつながります。これは企業側にとって非常に大きな学びです。「もし迷っている企業があるなら、まずは一度チャレンジしてみてほしい」。これが弊社からの率直なメッセージです。

インターンシップの働く様子

インターン生の声

構造設計との出会いで見つけた、わたしの道、ミャンマーの未来

Q.インターンシップで得られたことを教えてください。
インターンシップでは、構造計算や解析プログラムを用いた構造モデルの作成・評価など、構造設計を実践的に学ぶ機会を得ました。また、異文化交流会を通じて、日本における仕事の進め方を学び、国際的なビジネス環境への適応力も強化されました。
特に実感したのは、「相談」の重要性です。ミャンマーでは、会議以外の場面で上司に相談する文化があまりありません。しかし日本では定期的な報告・相談が業務遂行に不可欠であることを学びました。そこで、実際に時間管理に苦戦した際、いつもなら自己解決を試みていたところを、思い切ってメンターのダヴィドさんに相談したことで、優先順位の付け方や活動計画の効率化についての助言を得られ、タスクを期限内に完了できました。「相談」は、単なる問題解決手段にとどまらず、業務効率化を実現する重要な商習慣であることを強く認識しました。
また、何よりも大きな収穫は、構造設計との出会いです。国際的な経験を積み、自分の専門分野を見極めたいという思いでこの事業に参加しましたが、RISEでの活動を通じ構造設計こそが自分の進むべき道だと確信しました。日本の構造設計技術と専門性は世界トップレベルであり、その現場で学ぶことは、大きな挑戦であり成長の機会です。今後は、日本で実践的なプロジェクト経験を積み、新たな目標として、5年以内に構造設計者資格の取得を目指します。
私自身、母国ミャンマーの地元で大地震による建物倒壊を目の当たりにした経験から、構造設計の重要性を痛感しています。将来は、学んだ知識とネットワークを活かし、ミャンマーに高品質な技術を還元し、企業と国の双方にとって「win-win」の関係を築く架け橋となっていきたいと考えています。

インターン生の声

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